SoftwareRAID で CentOS のインストール
当サイトでは公開当初からずーっと一貫して Vine Linux を使っていましたが、
サーバ機を新調するのを契機に CentOS に移行してみました。
CentOS は Red Hat Enterprise Linux と高い互換性を持っており、WEB上での情報量が多いのが特徴です。
CentOS の名は「コミュニティベースで開発された、エンタープライズクラスのオペレーティングシステム」
という意味の「Community ENTerprise Operating System」から来ているそうです。
今回は、OSインストール時にソフトウェアRAIDのRAID1(ミラーリング)を構築することを目的としています。
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何はなくともインストールCDを用意します。雑誌ではDVDになっているものもありますので、自分の環境に合ったメディアを選択してください。
CD-R でインストールする場合には4枚のメディアを用意してください。
CentOSのダウンロードサイトからサーバを選択し、以下4つのCDイメージをダウンロードしてください。
ISO焼きが可能なライティングソフトで焼き、インストールCDを作成します。
CentOS のインストールCDの1枚目をサーバ機にセットし起動します。
もちろん、CD-ROMからのブートが最優先になっている必要があります。
インストール時にソフトウェアRAIDのRAID1(ミラーリング)を設定しますので、パーティション設定の部分が多少複雑ですが、
それ以外は基本的にウィザードの通りに進んで構いません。
ウィザードに従えばよい部分はサムネイルで表示し、ひと手間必要な所は大きな画像で表示しています。
画像をクリックすると拡大表示します。拡大表示したらブラウザの「戻る」で戻って下さい。
001 CD-ROM からのブートで一番初めに表示される画面です。そのままエンターキーを押せばGUIのインストーラが起動します。 |
002 メディアのチェックを行うか否かを選択します。Skipで構いません。 |
003 インストールの開始です。「Next」をクリックします。 |
004 使用言語を選択します。「Japanese(日本語)」を選択し「Next」をクリックします。 |
005 ここから日本語です。キーボードを選択します。 |
006 インストールの種類を選択します。使用用途に合った種類を選択してください。 |
図COS-007 ディスクパーティションの設定
007
パーティションを自分で設定するので「 Disk Druid を使用して手動パーティション設定(D) 」を選択し、「次(N)」をクリックします。
図COS-008 ドライブ初期化の警告
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パーティション初期化の警告が表示されます。
これは接続しているハードディスクの台数分表示されます。「はい(Y)」をクリックしてください。
図COS-009 ディスクの設定
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接続されているハードディスクに何もパーティションが設定されていないことを確認します。
新しくパーティションを設定するので「新規(W)」をクリックします。
図COS-010 hda パーティション追加1
010
まずはソフトウェア RAID の領域を、ハードディスク1つに付き3つ、2台で合計6つ作成します。
1つめは以下の項目と上図を参考に入力します。
図COS-011 hdb パーティション追加1
011
2つ目です。
図COS-012 hda パーティション追加2
012
3つ目です。
図COS-013 hdb パーティション追加2
013
4つ目です。
図COS-014 hda パーティション追加3
014
5つ目です。
図COS-015 hdb パーティション追加3
015
6つ目です。
図COS-016 パーティション設定後
016
「RAID(A)」ボタンをクリックします。
図COS-017 RAID オプション
017
RAIDオプションのウィンドウが表示されますので、選択項目の真真ん中である「RAID デバイスを作成」を選択し、「OK(O)」をクリックします。
図COS-018 RAID デバイス作成1
018
ソフトウェアRAID のパーティションを設定します。
以下項目と上図を参考に設定します。
図COS-019 RAID デバイス作成2
019
ソフトウェアRAID のパーティションを設定します。
以下項目と上図を参考に設定します。
図COS-020 RAID デバイス作成3
020
ソフトウェアRAID のパーティションを設定します。
以下項目と上図を参考に設定します。
021 パーティション設定が終了しました。「次(N)」をクリックしてください。 |
022 ブートローダーの設定を行います。基本的にデフォルトのままで構いません。 |
023 ネットワークの設定を行います。IPアドレスを指定する場合はここで指定します。 IP アドレスは後から変更できますので、決まっていなければこのままで構いません。 |
024 ファイヤーウォールの設定を行います。設定時の無用なトラブルを回避する為、ファイヤーウォールと SELinux を無効にしました。 |
025 ファイヤーウォールを設定しないので警告が表示されます。このまま「続行」で構いません。 |
026 システムにインストールする追加言語を選択します。日本語環境なので「Japanese」を選択します。 |
027 タイムゾーンを選択します。デフォルトで「アジア/東京」が選択されていると思います。 |
028 Root のパスワードを設定します。 |
029 パッケージグループを選択します。必要なパッケージを選択してください。 |
030 これでインストールの準備が整いました。 |
031 インストールに必要な CD のリストが表示されます。 |
032 実際のインストールが開始されます。次のCDが必要になると画面にメッセージが表示されます。 |
033 インストールが終了しました。 CDを取り出し再起動すると続いてマシンのセットアップを行います。 |
OS のインストール後、システムの設定を行います。
基本的にウィザードの通りに進んでいけばオッケーです。
034 システムの設定を開始します。 「次へ」をクリックしてください。 |
035 「Yes, I agree to the License Agreement」を選択し、「次へ」をクリック。 |
036 日付と時刻を設定します。 |
037 画面解像度の設定を行います。 Virtual PCのゲストOSとしてインストールされている方は必ず、色の深さを「数千の色」に設定してください。 |
038 システムの一般ユーザの情報を登録します。 |
039 追加CDはありませんので、このまま「次へ」で構いません。 |
040 これでセットアップは終了です。「次へ」をクリックするとCentOSが使える状態になります。 |
以上で CentOS の設定は終了です。
GUI の使い勝手も昔に比べると飛躍的に使いやすくなっていると思います。
基本的にウィザードに従って行けばオッケーなので、Linuxってインストールの段階からワケわかんねーよ!って方も再チャレンジされてみてはいかがでしょうか?