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 JBuilder で Servlet を開発

最近、巷で結構話題の Java Servlet / JSP の開発環境を Windows で作ります。
開発に関して、Linuxサーバは使用しません。開発は全て Windows 環境下で行います。
JBuilder とは Borland 社が提供しているフリーの Java 開発環境です。

関連リンク:Borland japan

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 JBuilder の入手とインストール

先ずは、JBuilder を入手します。JBuilder は、Jbuilder 自体が JAVA で作られている為、動作に関してかなりのマシンスペックが要求されます。CUP CPU が 1GHz もあればサクサク動きますが、800MHz 以下ではちょっとしんどいかもしれません。(私の体験上)

http://www.borland.co.jp/jbuilder/jb7/download/
にて、Windows 版である「 jb7_windows.zip 」をダウンロード( 48.4MB )します。

ダウンロードしたファイルを解凍し、インストールを進めます。
インストールするフォルダ構成ですが、Cドライブの直下がお勧めです。JBuilder は、(C: から見て)インストールフォルダ名中に空白があると正常に起動しない様です。

インストールが完了すると、次にユーザー登録をして、ライセンスキーを発行してもらわなければなりません。
ライセンスキーの発行ページは英語ですが、Borland japan のサイトが解説しています。
http://www.borland.co.jp/jbuilder/webreg/jb70per.html (JBuilder 7 Personal インストールキーの発行)

では、ユーザー登録も済ませ、正常に JBuilder は起動しましたね!?

では、次に Tomcat を Windows 機にインストールします。

Windows 版 Tomcat のインストール方法は、
当サイトの Windwos で自宅サーバ>apache で tomcat を動かそう で解説しています。
今回は、Apache との連携は不要です。今回 Windows 機に Tomcat をインストールするのは動作確認用です。
強いて言うなら、Linux サーバ機の Tomcat のバージョンと揃えておくことがポイントです。

そして、Servlet 格納ディレクトリの作成方法は、
同じく当サイトの Tomcat4.0.6 の導入>Servlet 格納ディレクトリを作成 を見て下さい。
こちらは、Linux 版で説明していますが、大体同じ作業になるので、お分かりになると思います。

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 JBuilder と Tomcat を連携

ここまでの作業での確認ポイントは以下の通りになります。

以上のポイントが確認でいたら、いよいよ本題である、「 JBuilder で Servlet を開発 」環境のセットアップに入ります。

JBuilder と Tomcat の連携は、Tomcat のバージョン v3.x 系と v4.x 系では若干異なります。
当サイトでは、v4.x 系(具体的には v4.0.6 )を使用します。

JBuilder を起動し、「ファイル」>「新規プロジェクト」をクリックします。

[ 図J-001 「ファイル」>「新規プロジェクト」 ]

図J-001 「ファイル」>「新規プロジェクト」

「プロジェクトウィザード」が表示されるので、「名前」欄には任意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。

[ 図J-002 任意の名前を入力し、「次へ」 ]

図J-002 任意の名前を入力し、「次へ」

「出力パス」を「 $CATALINA_HOME/webapps/myjava/WEB-INF/classes 」にします。
ここで指定したフォルダにコンパイル後の class ファイルが出力されます。
次にウィザード中部の「必須ライブラリ」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックします。

[ 図J-003  ]

図J-003 

「ライブラリの選択」画面が表示されますが、最下部の「新規」をクリックします。

[ 図J-004 「ライブラリの選択」>「新規」をクリック ]

図J-004 「ライブラリの選択」>「新規」をクリック

「新規ライブラリウィザード」で「名前」欄には任意の名前を入力します。例では「 Tomcat4.0.6 」としておきます。
そして、「ライブラリパス」の「追加」ボタンをクリックします。

[ 図J-005 任意の名前を入力後「追加」ボタンをクリック ]

図J-005 任意の名前を入力後「追加」ボタンをクリック

「1つ以上のディレクトリを選択」しろと言われますので、Tomcat をインストールしたフォルダごと全部指定します。
例では、「 C:\jakarta-tomcat-4.0.6 」をクリックし、「 OK 」をクリックします。

[ 図J-006 Tomcat インストールフォルダを指定 ]

図J-006 Tomcat インストールフォルダを指定

ライブラリパスにたくさん色々追加されていることを確認して「OK」をクリックします。

[ 図J-007 ライブラリパスへの追加を確認 ]

図J-007 ライブラリパスへの追加を確認

先ほどの「ライブラリ選択」画面の「ユーザーホーム」に追加した「 Tomcat4.0.6 」が追加されているハズなので、
クリックして(青く反転させて)「OK」をクリックします。

[ 図J-008 ユーザーホームに追加されていることを確認 ]

図J-008 ユーザーホームに追加されていることを確認

「必須ライブラリ」にも先ほど追加した「 Tomcat4.0.6 」が追加されていることを確認します。
追加されていれば「終了」をクリックします。

[ 図J-009 必須ライブラリも確認 ]

図J-009 必須ライブラリも確認

「プロジェクト」メニューから「プロジェクトプロパティ」を選択します。

[ 図J-010 「プロジェクト」>「プロジェクトプロパティ」を選択 ]

図J-010 「プロジェクト」>「プロジェクトプロパティ」を選択

「プロジェクトプロパティ」画面が表示されるので、「実行」タブの「新規」ボタンをクリックします。

[ 図J-011 「実行」>「新規」をクリック ]

図J-011 「実行」>「新規」をクリック

「実行時のプロパティ」ウィザードが表示されるので、
「VM パラメータ」欄:-Dcatalina.home=$CATALINA_HOME
「アプリケーションの引数」欄:start
と入力し、「メインクラス」の「・・・」部分をクリックします。

[ 図J-012 実行時のプロパティを設定1 ]

図J-012 実行時のプロパティを設定1

「メインクラス」の「・・・」部分をクリックすると、下図の「プロジェクトのメインクラスの選択」画面が出現するので、
org.apache.catalina.startup.Bootstrap
を順に選択し、「OK」をクリックします。

[ 図J-013 org.apache.catalina.startup.Bootstrap を選択 ]

図J-013 org.apache.catalina.startup.Bootstrap を選択

今までの設定事項が下図に示すように反映されていればオッケーです。画面最下部「OK」をクリックして、画面を終了させます。

[ 図J-014 追加されていればOK! ]

図J-014 追加されていればOK!

それでは Tomcat を起動させてみましょう。
JBuilder の画面右上にある「プロジェクトの実行」ボタンをクリックします。

[ 図J-015 「プロジェクトの実行」ボタンをクリック ]

図J-015 「プロジェクトの実行」ボタンをクリック

JBuilder の最下部に新しいウィンドが起動し、Tomcat が起動したとのメッセージが表示されます。
下図の様なメッセージがでれば Tomcat は正常に起動しています。
ブラウザを起動し、「 http://localhost:8080/ 」にアクセスすると、Tomcat の入り口画面が表示されます。

[ 図J-016 Tomcat の起動 ]

図J-016 Tomcat の起動

なお、JBuilder 上から Tomcat の停止を行う場合は、上図にも示している様に最下部のボタンで操作します。

以上で、JBuilder で Servlet の開発がスムーズに行える環境を構築する事ができました。ちょっとややこしいですね。
このページも画像ばっかりで重くなってしまいました・・・(^_^;
しかし、Servlet の開発を JBuilder 上で行えるのは作業効率のアップに直結しています!
これだけハイクオリティなソフトウェアがフリーで使用できるとは、Borland さんに感謝ですネ

それにしても Tomcat は Apache からも JBuilder からも呼び出されるばっかりで何かかわいそうな気がするのは私だけでしょうか・・・?

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