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 Webmin について

webmin とは、Vine Linux 2.5 に標準でインストールされる、設定ツールです。
webmin の使用により、Vine の設定ばかりか サーバの設定がブラウザ上から行えます。

webmin 公式ミラーページ:http://webmin.ispace.co.jp/

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 サーバ機のIPアドレスを固定

サーバ機のローカルIPアドレスを固定します。

前提条件・目標は以下の通り

サーバ機の設定

では、サーバ機のIPアドレスを 192.168.0.2 に固定する為に webmin を起動させます。

説明画像が IE になっていますが、必ず Vine 上で行って下さい!
サーバ機のローカルIPアドレスを固定すると、次項の「 Webmin の LAN 内共有 」を設定すると、
同一 LAN 内の Windows クライアントより Webmin を操作する事が可能になります。( 2003/02/08 追記

webmin 上部メニューバーより、「ハードウェア」クリックします。
( Webmin のバージョンによっては「 ネットワーク 」の場合がありますので各自ご確認下さい。- 2003/02/08 追記
次に「ネットワークの設定」--->「ネットワークインターフェイス」をクリックします。

ページの下部の表組の「インターフェイルを起動時に有効にする」から、「eth0」をクリックします。

[ 図W-001 [ハードウェア]-->[ネットワークの設定]-->[ネットワークインターフェイス]-->[eth0]をクリック ]

図W-001 [ハードウェア]-->[ネットワークの設定]-->[ネットワークインターフェイス]-->[eth0]をクリック

すると、「Bootup インターフェイスの編集」画面が表示されますので、以下の様に入力します。

[ 図W-002 Bootup インターフェイスの編集 画面 ]

図W-002 Bootup インターフェイスの編集 画面

全て記入後、最下部の「保存」ボタンをクリックします。
保存できたら、「保存」ボタンの下にある、「ネットワークの設定 に戻る」をクリックします。

ここからちょっとお手軽に行きます。^_^;

「ネットワークの設定 に戻る」をクリックし、「ネットワークの設定」画面に戻ったら、次は
ルーティングとゲートウェイ」をクリックし、「ルーティングとゲートウェイ」画面を表示させます。

ルーティングとゲートウェイ」画面には、「ルーティングの設定を起動時に有効にする」という表組があるので、そこの
デフォルト ルータ」欄が、192.168.0.1 になっている事を確認して下さい
この「デフォルトルータ」欄にはお使いのルータのローカルIPアドレスが自動的に入ります!お使いのルータによっては、「192.168.1.1」などになっている場合があります!

[ 図W-002_1 「ルーティングとゲートウェイ」画面でルータの IP アドレスを確認 ]

図W-002_1 「ルーティングとゲートウェイ」画面でルータの IP アドレスを確認

確認が出来たら、ページ最下部の「ネットワークの設定 に戻る」をクリックします。


「ネットワークの設定 に戻る」をクリックし、「ネットワークの設定」画面に戻ったら、今度は、
IP アドレス検索方法」をクリックします。
( バージョンによっては「 DNS クライアント 」になっています。各自ご確認下さい。 )

「IP アドレス検索方法」画面には、「IP アドレス検索方法のオプション」という表組があるので、
そこの「DNS サーバ」欄に、「192.168.0.1」(先ほど調べた「デフォルト ルータ」のIP アドレス)と記入します。

[ 図W-002_2 「 IP アドレス検索方法 」もしくは「 DNS サーバ 」の「 DNS サーバ 」欄にルータの IP アドレスを記入 ]

図W-002_2 「 IP アドレス検索方法 」もしくは「 DNS サーバ 」の「 DNS サーバ 」欄にルータの IP アドレスを記入

記入後、「保存」ボタンをクリックします。

設定を確実に反映させる為、一度サーバ機の再起動をしておいた方が無難だと思います。(私はしました)

再起動後、Mozilla を起動し、インターネットに接続できるかテストして下さい。

Webmin のバージョンの違いにより設定項目名に違いがある事を知りました。
「 IPアドレス検索方法 」と「 DNSクライアント 」の差について画像( 図W-002_1、図W002_2 )と記述の一部を 2003/02/08 に追記しました。

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 Webmin の LAN 内共有

私のサーバになっているパソコンは、低スペックなモノですから Mozilla の起動にえらく時間が掛かります(>_<;
サーバとしては十分なスペックなのですが、クライアント PC としては、不十分すぎます!
だから webmin をハイスペックな Windows マシン( IP アドレスが 192.168.0.3 で固定されている)より操作しています。
といっても webmin の処理速度は変化しないのですが、ブラウザの起動時間、キャッシュの多さなどから、体感速度は大幅に向上します。

webmin の設定

説明画像は IE からの操作になっていますが、以下の作業は必ずサーバ上で行って下さい!

では、具体的な設定です。
まず、サーバ機上で Webmin を起動し、メニューより「 Webmin の設定 ( Configuration ) 」をクリックします。
次の画面が表示されたら「 IP アクセス制限 」をクリックします

[ 図W-003 Webmin 設定 画面 ]

図W-003 Webmin 設定 画面 (サーバ機上で行う)

「 IP アクセス制限 」画面が表示されるので、以下の様に入力します。

記入を終えたらページ最下部の「保存」をクリックします。

[ 図W-004 IP アクセス制限 画面 ]

図W-004 IP アドレスのアクセス制限 画面(サーバ機上で行う)

これで、LAN 内にある 192.168.0.3 のIPアドレスのクライアント PC から Webmin へのアクセスが可能になりました。
LAN 内全ての PC からアクセス可能にもできるのですが、セキュリティ上それは止めておいた方が無難でしょう。

では、IPアドレスが 192.168.0.3 のクライアント PC から「 https://192.168.0.2:10000/ 」( 192.168.0.2 はサーバの固定ローカルIP アドレスです )にアクセスして下さい。
正常に設定されていれば Webmin の設定画面が表示されるはずです。

当サイトの Webmin のハードコピー で、ブラウザが IE になっているのはこの為です。
混乱を招くような説明画像でまことに申し訳ないです m(_ _)m

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 Webmin のアップグレード

私の買った書籍の付録 CD-ROM に収録してある Webmin のバージョンは、0.92 だったので、最新版( 2002/11/27 現在 )の 1.030 にアップグレードします。

バージョン 0.92 での説明です。既に 1.030 をお使いの方は読み飛ばしてくださって構いません

Webmin のアップグレード

Webmin は Webmin(自分自身)のアップグレードを Webmin 上から行えるハズですが、0.92 ではバグがあり、アップグレードファイルを手動でダウンロードしなければなりません。

1.以下の URL から Webmin の最新版をダウンロードします。

http://webmin.ispace.co.jp/( Webmin 公式ミラーページ )

2.トップページページが表示されたら、ページ右上の「Download:   tar.gz  |  RPM 」と書いてある場所があるので、
RPM をクリックします。

[ 図W-005 webmin.ispace.co.jp トップページ右上 RPM をクリック ]

図W-005 webmin.ispace.co.jp トップページ右上 RPM をクリック

3.次にダウンロードするサイトを選択します。どこでもいいです、「 Download 」と書かれている所のファイルのアイコンをクリックします。

[ 図W-006 ダウンロードサイトを選択する ]

図W-006 ダウンロードサイトを選択する

4.次のページで、ダウンロード先の URL がリンクされているので、右クリックでディスクに保存してやります。
ダウンロード先は、/root ディレクトリ内にしておきます。

5.ダウンロードが完了したら、サーバ機上で Webmin を起動させ、Webmin 上部メニューより「 システム 」をクリックし、
ソフトウェアパッケージ 」をクリックします。

[ 図W-007 「システム」-->「ソフトウェアパッケージ」をクリック ]

図W-007 「システム」-->「ソフトウェアパッケージ」をクリック

6.ソフトウェアパッケージ」メニューが表示されたら、そのページの真ん中あたりに
新たなパッケージをインストール」という項目があるので、「ローカルファイルから」ラジオボタンにチェックを入れ、
先ほどダウンロードしたファイルのパスをその横のテキストフィールドに(参照して)記入します。
Webmin のバージョンが1.030 なら、「 /root/webmin-1.030-1.noarch.rpm 」になります。

7.記入を終えたら、「インストール」ボタンをクリックします。

インストールの直前に、「パッケージのインストール」という設定画面が出てきますが、そのまま「インストール」ボタンをクリックして構いません。

8.HDD がガリガリ音を立ててインストールが始まります。
インストールの完了を知らせるメッセージは何も表示されません。
画面上部にいつもの Webmin メニュー群、ページの中央に「パッケージのインストール」というメニューのタイトルだけが表示されればインストールは完了です。

私の場合は、マシンスペックの低さからか、上記インストール完了(と思われる)画面が出てからも HDD がガリガリ泣くので、ガリガリ音が無くなるまで待ちました。

インストールが済んだら一度ログアウトします。そして、再度ログインできたらインストールは成功しています。


 アップグレード後の設定

Webmin をアップグレードすると、起動時に Webmin の自動起動がオフになります。今度はそれを直します。

1.「ソフトウェアパッケージ」と同じく、 Webmin 上部メニューから「システム」を選択します。
次に「起動およびシャットダウン」をクリックします。

2.すると、「起動及びシャットダウン」メニューが表示されるので、ページの真ん中よりちょい下の「 Webmin 」のリンク部分をクリックします。

3.アクションの編集」メニューが表示されますので、ページ下部の「起動時に開始しますか?」ラジオボタンの「はい」を選択して、ページ最下部の「保存」をクリックします。
これで、Webmin がサーバ機の再起動後も自動的に起動する様になりました。

Webmin のアップグレードに関してはサーバ機の再起動は不要です。

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