WinSCP でファイル転送
クライアント / サーバ 間でファイルを簡単にやり取りしようと考えると、
一番に思いつくのは FTP なのではないでしょうか。
優れた転送ソフトも多数存在し、フリーのウェブスペースなどでも FTPでファイルの転送を行わせるサーバが大半ですよね。
しかし、FTPでファイル転送を行うにはサーバ側にFTPサーバの設定が必須になります。
それにセキュリティ面でも不安は多く、決して安全とは言い切れません。
そんなFTPとは全く別のプロトコルを使ってファイルの転送を行うソフトウェアがあります。
プロトコルに SSH2 を利用し、FTPに比べとても安全で安心です。
実際に使うソフトウェアは「WinSCP」です。
インターフェイスもFFFTPなどのFTPクライアントソフトと遜色ない出来になっています。
大抵のサーバはリモート接続用にSSHのポートを開けています。WinSCPも同じポートを使用します。
これを使えばFTPに関係するポートを閉じられるので、セキュリティ面も向上します。
FTPサーバのメンテナンスもなくなりますので、楽になりますね(^-^)
本来ならキャプチャ画像とか並べて分かりやすくするべきなんだろうけど、自分用のメモってことで手抜き御免。
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・SSH2 で鍵認証 SSH2 でリモートアクセスする方法を解説しています。WinSCP を使う上で大前提の設定方法を解説しています。
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鍵の生成はWindowsクライアントで行います。
公式サイトからWinSCP本体をダウンロードし、インストールします。
WinSCPの他にもツールが幾つかインストールされますので、
「PuTTYgen」というソフトを起動してください。
PuTTYgenを起動し、以下の項目を実施します。
これら2つのファイルが生成されればオッケーです
FDDなどでid_rsa.pub(公開鍵)をサーバに転送します。
転送する場所はWinSCPでログインするユーザのホームディレクトリ内の.ssh内($HOME/.ssh/)に保存します。
登録の前に PuTTYgen で作成した公開鍵を,OpenSSH で使用できるように変換を行う必要があります。
変換方法として,ssh-keygen コマンドを用います.以下のコマンドを実行して下さい。
$ ssh-keygen -i -f id_rsa.pub >> authorized_keys
以上でサーバ側の設定は終了です。
WinSCPを起動します。
セッション欄にホスト名、ユーザ名、パスワードなどの必要な情報を入力します。
「秘密鍵」欄にPuTTYgenで作成した秘密鍵を指定し、ログインします。
ログイン途中に秘密鍵のパスフレーズを聞いてきますので、パスフレーズを入力します。
これで、SSH2を用いたGUIによるファイル転送が可能になりました。